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   Q 乳がんの手術はどのように変わってきたのでしょうか?
 
 
   

 
 
皆さんは乳癌の手術というと、どのような状態を思い浮かべますか? 乳房を根こそぎえぐり取られ、腕が上がらず腫れてしまう状態を想像する人もいるかもし れません。確かに以前はそのような手術が主流でした。これは、「乳癌とは局所の病気である」ということで、局所の手術はしっかりと行わなければならないと いう考えに基づいています。乳房の下にある筋肉(大胸筋・小胸筋)も切除する手術で、定型的乳房切断術といわれています。場合によっては鎖骨の上のリンパ 節や、肋骨の付け根の骨(胸骨)の横にあるリンパ節(胸骨傍リンパ節)も同時に切除していました(拡大手術)。このような手術を行うと、必然的に上腕が腫 れたり、手の挙上が困難になったり、日常生活に不便を感じる事態が生じました。
 

 
しかしその後、「乳癌は全身病である」という考え方が主流になってきました。また、筋肉を温存しても予後は変わらないということが判明し、乳房は切除する が、筋肉は温存する胸筋温存乳房切除術が1985年頃から増加してきて、現在定型的乳房切断術はほとんど行われなくなりました。そして、そのかわりに、ホ ルモン療法・化学療法などの補助療法が積極的に行われるようになりました。さらにその後、腫瘤の周辺を切除し、残存乳房に放射線を照射する乳房温存療法を 行っても予後が変わらないことも判明したことで温存療法が増加し、現在では施設により異なりますが、症例の1/2から1/3はこの治療法が用いられるよう になっています。
 

 
最近では、見張りリンパ節(センチネルリンパ節)というものがあり、ここに転移していなければ脇の下のリンパ節は取らなくてもよいという意見も出てきています。この方法が確立されれば、乳癌の日帰り手術も可能となってきます。
 

 
このように、乳癌の手術は日々進歩してきており、多くの患者様が、術後も快適な日常生活を送っています。
 
(平成14年10月3日)
 
 
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