Home 院長ご挨拶 診療予定表 セルフチェック アクセス
サービス案内
   
   Q 乳がん術後のリハビリテーションについて
 
 
   

 
 
*なぜリハビリテーションが必要なのでしょうか*
女性にとって、乳がんは注意すべき悪性腫瘍のひとつです。その治療法のひとつとして手術が挙げられますが、出血、神経損傷、感染、皮膚壊死、リンパ浮腫、 肩の動きの制限など、合併症を引き起こすケースがあります。特に、腕のリンパ浮腫や、肩の動きの制限を予防・改善するためにも、リハビリテーションは重要 なのです。
 

*腕の浮腫に対するリハビリテーション*
乳がん治療で腋窩リンパ節を郭清した場合、同側の腕にリンパ浮腫が発生することがあります。リンパ浮腫は、腕の重量感や不快感、機能障害、外見上の問題を 引き起こします。浮腫を予防するための日常生活の注意としては、腕を使い過ぎない、腕を下げたままにしない、腕を暖めすぎない、などが挙げられます。ま た、浮腫を悪化させないためには、庭仕事をするときは手袋を使用して傷をつけないようにすること、ポットやヤカンなど熱いものをもつときは鍋つかみを使用 してやけどをしないようにする、などといった注意が必要です。さらに、熱い風呂やシャワーは避け、ぬるめの温水に慣れるなどの配慮も必要になってきます。
 

 
治療法としては、持続的に圧迫を加える装具(弾性スリーブなど)の装着、マッサージ、運動などが挙げられます。そこでリンパの流れをよくするためのマッサージの方法を紹介いたします。
1.手掌で圧を加えながら擦り上げる。
2.両手で輪を描くように揉み上げる。
3.両手の親指と人差し指で把握し絞り込むように圧迫を加える。
これらを、痛みの感じない程度の強さで、腕の付け根から順に指先へ行っていきます。
 

 
浮腫については、何より予防することが大切ですので、浮腫が生じてしまう前に、適度な運動とマッサージを心がけましょう。
 

*肩の動きの制限に対するリハビリテーション*
手術の際の侵襲が大きくなるに従い、肩の動きが制限されやすくなります。肩の動きの制限は日常生活に大きな影響を与えますので、術後からの経過日数に合わ せて、運動種目を変更しながら(手・肘の運動から始まり、肩の運動へと移行していく)、早期に運動を行うことが大切です。
 

 
ストレッチを行う際は、呼吸を止めず、反動をつけないようにしましょう。無理はせず、痛みの自制内で進めていきます。やりすぎることは禁物。筋肉痛にならない程度で、何より続けることが重要です。また、弱った筋肉を回復させるためにも、時期に応じた適度な運動は大切です。
 

*美容面について*
乳房の欠損に対しては、美容上の目的で、ブラジャーやパッドの工夫、タオルなどを使用するとよいでしょう。製品化されたものもあります。
 
乳がんは、女性の象徴としての乳房に侵襲を加えるものであるだけに、単に機能的な改善を目的とするリハビリテーションでは不十分です。医師、看護師など、手術前後に限らず、身体面、精神面とも継続的なチームアプローチが大切です。
 

理学療法士 塚田和香子(平成15年12月24日)
 
 
 乳腺について 乳がんについて 診察・治療について 手術・治療後について その他 (気になる症状など)  
                                                 

privacy policy
Copyright(C) 2011 OBCC All Rights Reserved.