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   Q 乳腺外来ってどんなところ?何をするところですか?
 
 
   

 
 
乳腺外来とは、ひと言でいえば「乳腺に関する疾患すべてをあつかう科」ということになりますが、一般的にはまだあまり浸透していないようです。乳房に異常を感じた場合、何科を受診したらよいか迷う人も多いのではないでしょうか? 現時点では乳腺科の標榜がまだ認められていないので実際迷われる方が多いのだと思います。
 

 
そこで、乳房に異常を感じた場合、多くの方が婦人科と外科を受診しているようです。最近は、婦人科の先生方も乳癌学会や勉強会などに積極的に参加し、かなり診断技術も向上しているようです。乳癌に罹患した場合は手術慮法がメインとなりますので、乳腺疾患については外科で扱う病院がほとんどです。現在外科もかなり細分化しており、それぞれの外科医は自分の専門分野を持つようになってきています。
 

 
また、2年前より日本乳癌学会では乳癌認定医・専門医制度をもうけ、乳癌認定医・専門医も年々増加し、学会に積極的に参加しては、日本・世界の動向を把握しつつ日常業務に日々研鑚しています。
 

 
では、乳腺専門外来では日頃どのようなことを行っているのかを述べていきましょう。 乳房に異常を感じて来院された患者さんに対して、まず視触診を行います。加えてマンモグラフィー(乳房のレントゲン)と超音波の施行。マンモグラフィーは簡単に施行でき、その精度さえ満足なものであれば、どこの施設でも均等に撮影することができます。厚生省でも最近50歳以上の婦人はマンモグラフィーを施行することが望ましいとして、マンモグラフィー併用の乳癌検診が行われる傾向にあります。同時に指導者講習会を適時開催し、マンモグラフィー撮影専門の放射線技師、読影専門の医師の養成も行っています。超音波は乳腺内の細かい変化もリアルタイムで描出することが可能です。この時点で乳癌を疑った場合はCT,MRIなどの検査を追加し、確定診断を得るために細胞診(針を刺す)や組織診(局所麻酔施行後しこりを検査する)を行います。また乳首から分泌液(特に血性)を認めた場合該当乳管へ造影剤を注入する乳管造影、直接乳管に内視鏡(非常に細い内視鏡)を挿入する乳管内視鏡を行い、乳管内を観察、場合によっては組織の採取も行います。
 

 
診察の結果、癌と診断された場合は手術療法が主体となりますが、最近では乳房を残すいわゆる乳房温存療法も増加しています。その場合は残った乳房に放射線を照射するのが現状です。その他化学療法(抗がん剤)、ホルモン療法、放射線療法などがありますが、そのなかから臨床データに基づいた根拠のある治療法を選択していきます。
 

 
いずれにせよ乳癌は早期に対処するにこした事はありません。乳房自己検診を習熟するとともに少しでも異常を感じたならば遠慮なく乳腺専門外来の門をたたくことをおすすめします。実際、乳房にしこりを触れる人の中で本当の乳癌は約5%といわれています。しかし、その5%の乳癌を決して見逃さないことが我々に与えられた責務だと強く感じております。

(平成12年7月4日)
 
 
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