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   Q どんな人が乳がんにかかりやすいですか?
 
 
   
      このような人は乳癌に罹患するというものはありませんが、乳癌になりやすい要因はいくつかありますので、
     乳癌の危険因子について、ここで紹介したいと思います。

 
 
[1]
まず乳癌は女性ホルモン(エストロゲン)の影響と密接なつながりを持ちます。エストロゲンは乳腺の細胞分裂を活発にします。すると細胞の変異も生じる率が高くなり、乳癌が発生しやすくなります。すなわち一生のうちで女性ホルモンにさらされている時期が長い人、すなわち生涯を通じて月経回数が多い人ほど乳癌に罹患しやすいといわれています。初潮年齢が早い人、閉経年齢が遅い人、出産回数が少ない人、初産年齢が遅い人がこれにあたります。最近では働く女性(特に専門・管理職)が多くなり、独身女性が増加しています。このような人々も上記の理由で乳癌の危険因子となります。
 

[2]
現在の日本は、食生活の欧米化から乳癌・大腸癌が増加傾向にあります。特に脂肪と乳癌は密接な関係にあります。脂肪細胞内ではエストロゲン生成酵素が産生されているため、肥満の人は乳癌の危険因子となります。閉経後卵巣からエストロゲンが分泌されなくても乳癌が多いのは、このような理由によります。標準体重が20%以上になると乳癌の発症率は約1.5倍になるという報告もありますので、肥満には充分気をつけましょう。
 

[3]
ホルモン剤(ピル)の服用はどうでしょうか? ピルの中には女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が含まれていて、いかにも乳癌に罹患しやすくなりそうですが、最近の低用量ピルはその因果関係は少ないとされています。
 

[4]
喫煙・飲酒についてはどうでしょうか? 喫煙と乳癌の因果関係はないとされています。しかし、肺癌を含めた呼吸器疾患・循環器疾患とは明らかに因果関係がありますので、タバコは吸わないにこしたことがありません。また乳癌と飲酒の因果関係も明らかでありませんが、過度の飲酒は肥満と結びつきますので、間接的には良くないでしょう。
 

 

以上ですが、上記に記したものは、因果関係はあるものの、その重要性はさほど高くありません。しかし、以下、この危険因子を持っている人は特に気をつけなければいけないというものが2つあります。
 
[1]
乳癌になったことがある人です。片一方の乳癌になった人が、反対側の乳癌になる可能性は普通の女性の約5倍といわれています。そのような理由から我々は乳癌術後の患者さんには反対側の乳房の検査も慎重に行っています。
 

[2]
濃厚遺伝家系です。3親等以内に乳癌に罹患した人がいると、乳癌になる可能性は高くなります。具体的には、母親が乳癌の場合約2倍。姉妹が乳癌の場合も約2倍。母親・姉妹の両方が乳癌の場合、約13倍というデータがあります。このような人は、若いうちから、定期的な乳癌検診を受診することをおすすめします。
 

(平成13年1月2日)
 
 
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