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   Q 乳腺の一生について  
 
 
おっぱいの最も重要な役目は、子孫繁栄、つまり赤ちゃんに母乳を与えることです。それでは乳腺は一体いつごろ形成され、どのようにしてその役目を終了するのでしょうか?
 

 
人の乳腺の原型は胎生6週(身長9mm)のときに出現します。しかし最初から2個のおっぱいがあるわけではなく、9対(18個)存在します。この9対のおっぱいが並ぶ線をミルクラインと呼びます。そのうち4番目の乳腺を残し、他の乳腺は退縮してしまいます。しかし、出生後、4番目の乳腺以外で退縮せずに残るものがあります。これを副乳と呼びます。乳腺外来をやっているとこの副乳にたまにお目にかかります。また、まれではありますが、副乳の癌も存在します。4番目の乳腺は、胎生20週頃になると、乳輪も着色してきて、乳頭の形もでき、おっぱいらしくなってきます。
 

 
さて新生児が母乳を出すのをご存知でしたか? これは、厳密にいうと母乳ではなく、水性の乳頭分泌物であり、奇乳といいます。奇乳は、母体の授乳ホルモンによるものであり、3週間ほどで消失します。その後、おっぱいはぺちゃんこのまま、思春期まで持続します。 
 

 
思春期になるとおっぱいは女性ホルモンの影響で大きくなってきます。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンがありますが、初潮前は、エストロゲンの分泌のみですので、おっぱいの発育は未熟です。しかし、月経が開始される頃になると、プロゲステロンの分泌も活発になり、乳腺は急速に発達します。そして乳腺は18歳頃にほぼ完成されます。
 

 
そして成熟期をすぎ、閉経期が近付いてくると、女性ホルモンの分泌も減少し、乳腺組織も次第に脂肪組織に置き換わっていきます。そして、老年期になると乳房はほとんど脂肪のみになってしまいます。そして、乳房を支えていた靭帯も伸びて、おっぱいはたれてしまいます。しかし、たれてしまっても、おっぱいはおっぱい。子供を育ててきたおっぱいです。大切にしたいものですね。

(平成13年6月30日)
 
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