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   Q よく乳腺症といわれるのですが、乳腺症とはどのようなものですか?
 
 
   
 

皆様は乳腺症という言葉をご存知でしょうか? 乳腺外来を受診した方の中には、乳腺症といわれた方がいるかもしれません。また乳腺症と診断されても、放っ ておいても良いといわれた方もいるでしょうか?乳腺症とはどのようなものなのでしょうか? また放置しても大丈夫なのでしょうか?
 

乳腺症とは女性ホルモンの不均衡により生じる現象であり、40歳前後の女性に好発します。その症状は、腫瘤触知および乳房痛です。腫瘤を触知されるものの 約半数は乳腺症が原因といわれています。よく乳腺炎と錯覚されている方が多いのですが、乳腺炎とは授乳期にお乳を出す乳管が閉塞し、感染を生じ赤く腫れて 疼痛を伴うもので、乳腺症とは異なります。乳腺症は更年期年齢の婦人に好発するものですから、閉経後は症状が改善します。
 

また、生理前に乳房が張って痛むことがありますが、これは乳腺痛症といって病気には分類されません。生理が終了しても痛みやしこりを感じるものが乳腺症と いうことになりますが、女性ホルモン(エストロゲン)の過剰分泌による状態なので、病気には分類しないというのが現状です。しかし、腫瘤を触れるためその 内部の状態が触っただけでは判明しにくいという理由で乳腺症は乳癌の危険因子に入れられます。

外来を受診した方はマンモグラフィーと超音波を施行することで、特徴的な所見を見ることができます。乳腺症はさまざまな状態が混在しているため、触診と画像診断で比較的容易に診断可能です。
 

治療は、症状が軽度の場合は定期的経過観察を行うのみで、治療は必要ありません。症状が強い場合のみにホルモン療法などの治療を行います。また日頃からで きる疼痛対策として、ブラジャーで乳房を固定し、ゆれて痛くなるのを防止したり、コーヒーなどのカフェインを控えるのも意外と効果があるようです。
 

乳腺症の乳癌への移行が気になるところですが、原則的に良性疾患なので、乳癌にはなりません。問題になるのは、乳癌と紛らわしいものと、乳腺症と同時に乳 癌が出来る場合です。しこりが触れる場合、乳腺症なのか乳癌なのか判断が困難なケースも多いので、精密検査をおすすめします。診断目的にて針を刺したり (細胞診)、局所麻酔で部分切除(生検)する場合もありますが、まず痛くない検査から行い、そこで終了する場合がほとんどなので、安心して受診しましょ う。
 
                                                        
    (平成13年3月17日)
 
   
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